「武州中島紺屋」は天保8年(1837年)に創業されました。武州藍としても250年近い歴史を持ち、人々の「衣」文化を支えてきました。
県内の多くの学生が体験しに来るそうですが、県認定伝統工芸士の新島さんは「藍で楽しんでほしいのが一番」と語ってくれました。
文化を継承していくために私たちには何ができるのでしょうか。今回は藍と新島さんとの邂逅です。
まずは模様を作るための準備をしていきます。輪ゴムで縛ったところは染まらずに下地の白色が残り、綺麗な模様となります。
縛り方やTシャツの折り方を工夫し、世界に一つだけのデザインを作っていきます。
カメの中に浸し、手もみをしてきます。するとTシャツが徐々に緑色に・・・
藍の染料はカメの中では緑色で水に溶けた状態です。その染料が空気に触れることで酸化し、鮮やかな藍色になります。
次はいよいよ外でTシャツを広げて、空気に触れさせます。
徐々に鮮やかな「ジャパンブルー」に染まっていくTシャツに生徒たちは感動していました。
環境にもやさしく、世界にただ一つのTシャツとなりました。