Thaiチェンマイ大学の日本語講師 田中倫さんをお迎えして、Onlineセミナーを実施しました。2年生は個別の端末で参加、1年生は協働学習室にて視聴しました。

実は来週から2回にわたり、田中さんの生徒である大学2年生と国際交流グループセッションをすることになっています。その前に、海外で語学講師をしている田中さんの思いや仕事の内容についてお話しいただきました。

田中さんは大阪大学大学院人文学研究科日本学専攻修士2年に在籍する学生でもあります。大学生のときにはベトナム語を学び、大阪のベトナム人の子どもたちの母語・母文化を支援する活動をしつつ、ベトナムでの日本語教師を目指しています。

なぜ日本語教師という仕事を選んだのか、その話の中には差別や偏見などの理不尽に立ち向かうことであったり、我々にも内在するアンコンシャスバイアスのことであったり、深く考えさせられるテーマがちりばめられていました。

「だってこどもたち　かわいいじゃないですか！」「自分が当事者にはなりえないからこそ　あなたのことが好きだと伝え続けながら向き合い続けるしかない」そんな言葉を投げかけられた彼らは何を感じ取ってくれたのでしょうか。田中さんはこの進路を選択する際に、悩んで悩んで悩み通して、最後は自分で決断したそうです。それだけ考え尽くしたことがとても大切な経験だったとのこと。自分の進路を考える大切なアドバイスもいただきました。ありがとうございました。