収穫したさつまいもを今年はおいしくいただき・・・ません!
さつまいもを醗酵させてバイオエタノールを抽出していきます。
まずはさつまいもをミキサーにかけます。電子天秤を使いながらさつまいもの分量に合わせて、麹とイースト菌を混ぜ合わせていきます。修学旅行では大豆に米麹を混ぜ合わせることで味噌づくりを体験したのですが、その経験もあるため、醗酵の過程をイメージして作業することができました。
ビンいっぱいにさつまいもを流し込んだところでこの日は終了!醗酵が進んだ1週間後が楽しみです!
と思った矢先にハプニング発生です。
醗酵の段階でさつまいもの中からぷくぷくと気泡があらわれました。二酸化炭素を放出しているのです。その放出量にビンの蓋の広さが堪え切れず中身がこぼれてしまいました・・・
十分な量が残っているので、問題ありません。
一週間醗酵した後、いよいよバイオエタノールの抽出です!
ビンの上澄み液をこし器にかけながらフラスコに移し、エタノールの沸点である78℃まで上澄み液を温めます。一度気化したエタノールを試験管で冷やしエタノールだけを抽出していきます。
試験管に集まった液体に火を近づけるとうっすらと火が付きました。無事にバイオエタノールの抽出に成功です!カーボンニュートラルがうたわれている昨今、様々な再生可能エネルギーが注目されています。
その一端を担うバイオエタノールですが、生徒たちはバイオエタノールについてどのように感じたのでしょうか。エネルギーを消費する立場から生産する立場になることを体験できたことは生徒たちに多くの気付きを与えたのではないかと思います。