地主さんのご厚意でゆず園をお借りしての『フロンティアゆず園@阿諏訪』がいよいよスタート。
かつて埼玉県はゆず生産日本一の時代がありました。
その中でも毛呂山町は、桂木ゆずの名産地です。
ところが生産者の高齢化や後継ぎ問題などがじわじわと表面化していています。
これは全国各地で起こっている日本の問題です。
生産を継続していくためになにができるのでしょうか?
ゆずは結実するまでに18年かかると言われています。
せめてすでに実をつける段階のゆずを護っていけないでしょうか。
ゆずは愛情と手間をかけてこそ、魅惑の芳香をまとった黄金に輝く果実となります。
枝の伐採がされないと、樹高が高くなりすぎて収穫しづらくなりますし、
枝同士がぶつかり身を傷つけてしまいます。
また、湿気がこもりやすくなり、黒点病(カビの一種)の発生が増加します。
生育状況が悪くなり、小ぶりになってしまうことも。
これから樹が弱ってしまわないように、少しずつ選定作業を進めていきます。
協力してくださる地元のゆず農家さんもいます。
教えていただいたことを実践して、すてきなゆず園にしていきたいと思います。
桂木ゆずは、バニリン含有量が多く、甘い香りが特徴です。
小ぶりであったり、傷があっても、ゆず湯や薬味にするには十分です。
※黒点病の部分はそぎ落とせば問題ないといわれています。
それでもあまりに傷ついているモノは破棄するしかありませんでした・・・。
「桂木ゆずのこと、そして高校生が資源の有効活用と名産品の伝承を目的とした活動をしていることを多くの人に知ってもらいたい。」
そのために、収穫した中でも利用が可能なゆずの無料頒布会を実施します。
まだまだ始まったばかりのフロンティアゆず園の活動を応援してください。